新入部生の皆さんへ


合格おめでとうございます。
皆さんを来年度、本校サッカー部に迎えられることに、我々スタッフ一同も喜びと期待で一杯です。
皆さんはまず、 残り僅かの中学校での生活、卒業式とその練習などの行事に真剣かつー生懸命に取り組んでください。

皆さんの保護者の方々には受験前の面談でもお話ししましたが、本校のサッカー部では学校生活をしっかりと過ごすことができない生徒は、どんなにサッカーの技術が高くても評価していません。中学校卒業にあたり、お世話になった先生やコーチ、ご両親、友人に「感謝の心」をもって過ごすことができる人であってください。

さて、 本校サッカー部に皆さんを迎えるにあたり、ひとつ言葉を贈ります。

「青春の夢に忠実であれ」
(これはドイツの詩人、シラーの言葉です)

本校サッカー部に入部後は、きっと辛いことも苦しいこともあるはずです。そこでくじけてしまう人と、再び立ち上がる人の差は、「技術」ではありません。「心」です。「心」のエネルギーとなるもの、それが「夢」であると、私は考えています。
人は成長するにつれて様々な経験をし、現実を見ます。その中で、世間の大人の多くは、青春時代に抱いていた夢を諦め、忘れてしまっています。そして、自ら「夢」と決別しておいて、自ら 「夢」 を置き去りにしておいて、「現状の課題」と向き合おうとせず、不平や不満を口にします。そういう生き方、そういう大人たちを君たちはカッコいいと思えますか?今の君たちが胸に抱いている「夢」を、どんな逆境に置かれても大切にしてください。
 
本校サッカー部を経て、本当の意味でカッコいい青年となって欲しいと願っています。